皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。
今回は趣向を少し変えて、音楽について書きたいと思います。
と言いますのも、先日、私の大好きなクラシック音楽について、新しい発見がありまして。
その辺りは、個人の趣向なので、もう本当にどうでも良い話なのですが、
それを機会にクラシック音楽の中でも個人的に最高峰だと私が勝手に思っている
オーケストラについても記事を書いておきたいなと思い立ちました。
※注意
今回の記事は、私の拙い知識の中で、勝手にそんな感じでふわっとまとめている物になります。
恐らく、間違っている事も、見解の相違も数多くあるかと思うのです。
知見のある方に怒られてしまう様な事も、数多く書いていると思いますので、その上でお読みください。
正しさを語りたいのではなく、あくまで私の感性でこう思うよと言う情報を
適当にまとめてある記事だと言う事は、重ねて申し上げておきます。
オーケストラとは?
nnはっきりいって、普通の生活をしていたらよっぽどのことがない限り、
クラシックコンサートとか行かないと思うのですよ。
私も、大学でオーケストラに触れるまでは、そんな欲求すら起きませんでしたし。
うちの家族もクラシック音楽を嗜むような趣味も、その環境も持ちあわせてはいなかったので、
本当にこれは、不可思議な縁で引き込まれた感じがあります。
まぁ、身近ではないけれど知っている。だけど、触れる機会が実は少ないという
まったくもって厄介なのが、オーケストラと言う存在だったりするのかなと。
なので、実際に、オーケストラって何ですか? って聞いても、
なんかクラシック音楽を一生懸命に演奏している集団くらいなイメージしかない人も多いのでは。
私も、そんなイメージに毛が生えたくらいの知識しかないのですが、
良い機会なので、少しここでご紹介しておきたいと思います。
オーケストラとは管弦楽団の異名
ごめんなさい、正確には少し違うのですが、だいたいそんな感じで(ぉ
ちなみに、交響楽団も日本では同じ意味で使われていると思います。
※以下Wikiからの引用です
オーケストラ(伊/英: orchestra[注 1][注 2])は、音楽の一種である管弦楽(管弦楽曲)、または、管弦楽曲を演奏する目的で編成された楽団(管弦楽団)を指す。日本語では後者の用法が主である。
じゃあ、管弦楽団って何よ? っていう話なんですけど
すごく適当に言えば、主に管楽器と弦楽器を使って交響曲を演奏する楽団のことです(マジで適当
誰でも知っている、ベートーヴェンさんの『運命』ってありますよね。
でもこれは、正式名称は……
交響曲第5番 ハ短調 作品67(こうきょうきょくだい5ばん ハたんちょう さくひん67)
と言います。っていうか長い!!
まぁ、ベートーヴェンさんの書いた交響曲の5番目ってことですね。
この様に、皆さんも知っている有名な曲で長いやつは多くが交響曲で、名称と番号がついています。
オーケストラの構成
さて、そもそもからして交響曲っていろんな時代のものがあります。
なので、演奏するにしてもその曲の楽譜によって、形が変わってくるんですよね。
ですが、近年ではある程度最適化されて、お約束と言うか決まりごとのように形が組まれてます。
使う楽器についても、大まかに決まっていますので、以下のことを覚えておくと話がとっても楽になります。
◯ 弦楽器
・バイオリン
・ビオラ
・チェロ
・コントラバス
・ハープ
管弦楽団の弦を司る楽器たちです。
これらがあるからこそ、管弦楽となるわけですね。
ちなみに、弦が無くなると、イメージとしては吹奏楽に落ち着くことになると思います。
あまり馴染みの無い方からすると吹奏楽と管弦楽にあまり大差が無いように思われるかもしれませんが
私からすれば扱う音楽の方向性という点で見れば、全くの別物です。
◯ 木管楽器
・フルート
・ピッコロ
・クラリネット類
・オーボエ
・ファゴット類
読んで字のごとく、木で出来た管楽器の事です。
いやいや、フルートとかって金属じゃんって思う人も多いかもしれませんが、大昔は木で作られていたそうです。
その名残でフルートとピッコロも木管楽器なんだそうですよ。
◯ 金管楽器
・トロンボーン
・トランペット
・チューバ
・ホルン
読んで字のごとく、金属で出来た管楽器の事です。
存在感のあるとても力強い音が魅力です。
その分、ミスった時の目立ち方も半端ないです(滝汗
「ぱふぉっ」とか「ぷひょー」てなった時の奏者・聴者双方のあの何とも言えない気まずい感は、
生で聞いてみないとわからないと思う。うん。
◯ 打楽器
・ティンパニ
・カスタネット
・トライアングル
・シンバル
・タンバリン
ティンパニとは、太鼓の様な打楽器で、2本のばちを使って奏でます。
交響曲では、よく見かける打楽器ですが、曲によって、出番が多かったり少なかったりします。
実は、全体のまとめ役の方がこの楽器に来ることが多く、何でも屋みたいになってる事も。
何故、オーケストラをお勧めするのか?
もう、読んで頂けたならご理解頂けると思うのですが……楽器多すぎない!? ってなると思うのですよ。
そして、それを普通の生活の中では覚える機会もなし。
ましてや、日常で耳にする好きなアーティストさんの伴奏にどんな楽器が使われているかとか、考えないですよね。
けど、知らないとそのままですが、知ると色々聞こえ方が変わってくるんですよ。
音を奏でている楽器の事を知ると、聞こえる音楽の理解がより深まるんです。
だから、今回、その頂点に君臨する(と私が勝手に思っている)オーケストラについて、お勧めしている訳です。
オーケストラに使われる楽器の数がおかしい件
先程も書いた通り、オーケストラに登場する楽器の種類はべらぼうに多いです。
それだけならまだしも、こと弦楽器の場合は、それに加えて演奏者の数も多くなります。
弦楽器は、1つの楽器が奏でられる音量に限界があります。
っていうか、ぶっちゃけ小さい。
現代のロックやポップスなどで使われるエレキギター系は、アンプと言う物を通して増幅する事で
その音量をカバーしている訳なのです。
言ってしまえばマイクをかましているような物ですよね。
歌声も同様で、やはりマイク無しに音量を確保できません。
だから数人で足りる。
そして、人数が減ればそれだけミスの確率は減るのでクリアーな音が楽しめます。
コストも削減できるし、完成度も上がるし、いいことづくめ!
それに対してのクラシック音楽……もう、人数が多い時点でお察しでしょうが、恐ろしい程の非効率さです。
そもそもクラシック音楽の時代にはマイクなんてものありませんでしたから、どうしていたかと言うと……
1つが小さな音なら、数を揃えれば大きくなるじゃないの作戦をとりました(適当
という訳で、オーケストラの弦楽器……とりわけ、高音域で音の小さなヴァイオリンやビオラは
そりゃもう、べらぼーな人数の演奏者が用意されている訳です。
数に関しては楽譜や楽団の規模によってばらつきはありますが、概ね15~30人はいます。
お金のある楽団だったりすると、ヴァイオリンだけで50人とかいたり……
その迫力は見た目も含めて圧巻の一言です。
では、それが悪い事なのかと言えば、実はそんな事もありません。
確かに労力やコストはかかっていますが、だからこそ、そうで無いと表現できない音があるのです。
オーケストラの醍醐味は音を楽しめる事
これはあくまで、私が勝手に思っている事なのですが……
現代において、純粋に音を楽しむ為の音楽って、思いの外、少なかったりします。
いや、毎日の様に音楽に触れられているじゃないか。
プレイヤー(スマホ)で音楽聞けばいいじゃない。
そう思う人もいると思います。
その通りです。その通りなんですけど、やっぱりねぇ、あれなんですよ。
……物足りないんです。
耳で聞く音楽は、物足りないのです。
何故なら、聞く事しかできないから。
普通は、「は?」ってなると思うのですよね。
けど、一方で、「あー、ワカル」って人も一定層いらっしゃるのでは。
多分、その方は、生の音を聞いた事のある人です。
ライブとかでその場で生まれた音楽を体で感じた事のある人だと思うのですよ。
じゃあ、ライブで良くない? ってなると思うのですよね。
その通り、ライブでも全然問題ないです。生の音楽を楽しむ分には。
実際、私も好きですし、事ある毎に行ってます、ライブ。
ですが、知っているからこそ分かってしまうのですが……
アーティスト達のライブは、エンターテイメントであり、楽しみ方が違うんですよね。
勿論、生の音は、生の歌は凄い! 間違いないです。
あの臨場感。観客とアーティストが一体になって、音楽を楽しめる素晴らしい時間です。
ですが、今回の話はそれとちょっと方向性が違うんです。
もし、ライブの音が動とするなら、クラシックコンサートの音は静なのです。
もう、自分で書いてても「何言ってんだ、コイツ」って感じですけど。
ライブって、アーティスト達が演奏し、歌を歌って、観客たちがそれに乗るんですよね。
何だろうなぁ、イメージ的には、ダンス音楽に近いのだろうか。後は、祭りかな。
そして、演奏側も観客の声や動きに負けない様に、(音量的に)パワフルなんですよ。
スピーカーで増幅した音で、体がかき回されるとかそういう感じ。
それが駄目とか、そういう訳ではないのですよ? そういう方向性なんですよ。
曲に乗って体を動かして、一緒になって歌って、腕を振って……ライブってそんな感じです。
だから、私の中では動なんです。
対してのクラシックコンサートなんですが、全くの真逆なんですよ。
まず、激しく体動かすとか言語道断。だって、音が出ちゃうから。
基本的に、静寂に満たされたコンサートホールの中で、楽団の演奏を聞くだけです。
クシャミ、咳、話し声なんで絶対にダメ。まぁ、出ちゃったら仕方ないにせよ、普通は出ないようにする。
その中で、オーケストラの奏でる音を全身で感じると言うのが、クラシックコンサートの基本です。
つまり、本当にか細い音や繊細な表現を感じる場所なんですよね。
気を付けてないと聞き逃す位の、ギリギリの音もあります。
かと思えば、身体を揺さぶって来るような、大音量もあります。
ただ、いずれも、ただゆったりと座って音を聞き、包まれて感じるだけです。
ですが、だからこそ、音に集中できる……と言うか、できないと面白くないです。
どちらも「音楽」ではあるのですが、その楽しみ方が違うのが少しでもイメージして頂けたでしょうか?
クラシックコンサートは回路を作り鍛えるのに良い
以前の記事でもご紹介しましたが、音楽をより楽しむには回路を作る事が重要です。
こちらについては、過去の記事で触れていますので、良かったら参考にして下さい。
脳が音を認識できるようにならないと、音楽を聴く魅力も半減してしまいますし。
繊細な音が拾えるようになれば、文字通り世界が変わりますよ。
それには、多くの種類の音に触れ、感覚を鍛える必要が出てきます。
もう、勘の良い方はお判りでしょうが、それにうってつけなのがクラシック音楽なのですよ。
前述したように、まず楽器の種類が豊富です。そして、表現が非常に繊細なんです。
その音を聞こうとする事が、凄く良い訓練になると最近、特に感じました。
体は老いておっさん化しているのですが、聞こえる音は年々、はっきりとしてくるのですよね。
勉強もスポーツもなんでもそうですが、上達の極意は意識付けと集中にあります。
その為の訓練には、やはり幅の広い音を奏でるものが良いと言う事でおすすめなのです。
クラシックコンサートの楽しみ方
さて、クラシックコンサートは、そんな繊細な静の楽しみ方をする音楽です。
静寂の中、本当に繊細な音の重なり合いが身体を通り抜けていくあの感触は、
クラシックコンサートの生演奏でないと体験できない、貴重な物だと私は思います。
まぁ、だからこそ……の弊害ではあるのですが……
そんな楽しみ方を知らず、いきなり何も知らずに行くと大多数の人は確実に寝ます(ぉ
勿論、感覚の鋭い方や、音感を鍛えている人(回路が出来ている人:前述)は、
何かしら得る物はあるかもですが……多分、物見遊山でふらっと行ったら、あまりの退屈さに寝ます。
寝ないにしても、「何かわからんかったなー、もういいや」ってなると思うのですよ。
何でそんな事になるのか。楽しむためにはどうしたらよいのか?
その辺りを私なりの解釈で、ご紹介したいと思います。
まずはお気に入りの曲を作ろう
当然のお話なのですが……知らない曲を聴きに行ったって、大抵は楽しさ半減ですよね。
ライブなら周りの雰囲気とその場のノリで、楽しめたりするのですが……
如何せん、クラシックコンサートは基本的に自分の中で完結する楽しみ方なので……ハードルが高いのです。
ですから、まずは1曲で良いので、お気に入りの曲を探すと良いです。
とは言え、膨大な楽曲の中からお気に入りになりそうな曲を探すのは至難の業です。
そこで、とりあえずはネームバリューに頼るのが良いです。
有名な作曲家さんの有名な楽曲を中心に探して、チラッと聞いてみるのが良いでしょう。
ちなみに、私のお勧めは、「ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より」です。
こちらを何故進めるかは、後ほど、まとめて説明します。
兎に角、CMで聞いた事のある曲。有名な曲。
何でもよいので、交響曲を聞いて、大枠のメロディーを覚えましょう。
そこがスタートラインになります。
聞き流しても何でも良いので、流れが分かれば、下準備は完了です。
初心者は指揮者を見て楽曲を理解しよう!
さて、曲の流れが理解できているのなら、次は細かい音を意識していく番です。
ですが、知らない楽器の音を追うのは至難の業です。
何度も聞いていれば、おのずと理解できるものではありますが、
とは言え、なるべく早く分かるようになるに越した事はありません。
では、その為にはどうすればいいのでしょうか?
私のおすすめは、指揮者さんの動きを目で追うです。
これは、残念ながらコンサートに行って実際に見てみないと分からないと思います。
ちなみに、Eテレあたりでは良くクラシックコンサートの放送をやっていますが、
結構頻繁に視点が変わったり、指揮者や演奏者のアップになるので、分かり辛いんです。
そんな交響曲の指揮者さんは、演奏中、その場から動きません。
何をやってるかと言えば、観客に背を向け、楽団員に細かく指示を出しているんですよね。
この辺りの動き……と言うか、アクション? は、指揮者さんによって千差万別です。
それを見比べるだけでも結構楽しかったりします。
頭を突っ込む勢いで大袈裟に動く人もいれば、手先でチョイって指揮する人もいます。
兎に角、指揮者さんの指示する方向を見ていれば、どの楽器に指示を出しているか
大体ですが、分かるようになります。
音を聞きながらその指示を比べてみると、その曲のその節目の大事な音がどこか分かるようになるのです。
ここに意識が向くだけでも、大分、クラシックコンサートの楽しみ方が変わると思いますよ。
何より、指揮に意識を向け、音を拾うだけでも、結構忙しかったりします。
慣れてないと、1楽章があっという間に終わる事になると思います。
それに楽曲に親しむ度合いが増すほど、
それを先読みできるようになりますし、指揮者の癖が見えるようになります。
次に何処に指揮が飛ぶか、それは、指揮者の個性で変わって来ますからね。
あと、これは後で触れますが、その為、指揮者によって音楽の色が全く違ってきます。
同じ楽譜を使っているはずなのに、指揮者ごとのこだわりが出て来るんですよね。
この辺りの違いも楽しめるようになると、どんどんクラシック音楽が好きになれると思いますよ。
座席は2階席 最前列 真ん中あたりを狙ってみよう
クラシックコンサートは、コンサートホールで行われます。
実際にチケットを買ってみると分かると思うのですが、場所によって値段が変わります。
そして、オーケストラに近い程、基本的には値段が跳ねあがるんですよね。
これは、より近くで音を楽しめるのと、オーケストラの動きを間近で楽しめるからでしょう。
ですが、ぶっちゃけますけど、音を楽しみたいなら、私はあえて2階席をお勧めします。
理由は色々あるのですが、一つは、1階席の音の飛び方は、個人的にはあまり好きではないことです。
ここは、本当に好みが絡む話なのですが……
基本的に多くの人の中に埋没するので、音が綺麗に飛んでこないんですよね。
座る人の身長によっては、それが顕著に出ます。
あと、先程話した、指揮者の動きが1階だと見え辛いです。
場所によっては下から見上げる形になるので、ますます持って見えないです。
下は上級者用の場所だと思いましょう。
なので、2階席、しかも前に誰も無い形になる最前列だと、色々と都合がよいですよ。
少なくとも前に人がいないので、オーケストラの様子がよく見えます。
設計の甘いコンサートホールですと若干、飛んでくる音が歪みますが、そこは許容範囲かと。
もし2階が駄目なら3階、4階と言う様に、とりあえずオーケストラを見下ろせる位置がおすすめです。
ただ、あまり遠くなりすぎると、今度は指揮者の動きが見え辛くなりますので、
試行錯誤しつつご自分の位置を見つけてみて下さいね。
ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より
さて、先程、お勧めと書きました交響曲についてです。
恐らく、知っている方は聞き飽きている勢いでしょうし、流して下さいね。
この曲は、ドヴォルザークさんが、アメリカに渡った際、故郷のボヘミアへ向けて作られた作品だと言われています。
※Wikiより参照
実際、郷愁を思わせる旋律も多いのですが、それ以上に希望と力強さに満ち溢れた構成だと、私は感じています。
何より、全体を通して解り易く、盛り上がりも緩やかな所もメリハリがきいていて、面白いと思います。
そして、一番大事な所ですが……カッコイイ!(ぉ
いやぁ、なんかね、こう、滾るのですよ(意味不明
この感覚を言葉で説明するのは至難の業なのですが……
兎に角、魂が揺さぶられる旋律が多いです(超個人的見解
それに日本人にも馴染みのある旋律が多いのも、今回お勧めするひとつですね。
第1楽章 Adagio – Allegro molto
本当にか細い弦の旋律から始まるこの楽章は、いきなりの罠発動です。
初心者さんの場合、「ん? 音が聞こえないぞ」と思ってボリュームを最大にした後、
耳をつんざく爆音が響いて「うるせぇええ!!!」ってなる奴です(言い掛かり
導入こそ本当に小さな音なのですが、その後は凄いテンションです。
なんせ初っ端からいきなり勇ましい曲調です。しかも、カッコイイ(それしか言わない
この楽章のカッコ良さが分かる方なら、この交響曲は楽しんでもらえると思います。
第2楽章 Largo
多分、多くの方が聞き覚えのある旋律では無いでしょうか?
そう、有名な『遠き山に日は落ちて』の原曲が、こちらの楽章になります。
第一楽章とは違って、物寂し気な雰囲気が始終漂うこの楽曲は、鳥肌無しには聞けません。
何故だか心を揺さぶられる感覚は、この楽曲特有の物かと。
かと思えば転調して、途端に一気に視界が開けたような眩さが表現されています。
恐らく夜と夜明けをイメージしているんだろうなぁと言う、素人臭い感想しかありません。
ちなみに、蛇足ですがこの演奏に興味のない方は、この楽章でほぼ確実に撃沈します(ぉ
第3楽章 Scherzo. Molto vivace
さぁ、お楽しみの時間だ。
曲をしっかりと堪能した皆さん、第二楽章が終わったら周りを見渡してみましょう。
チラホラと船を漕いでいる方がいらっしゃいますね?
もし、いなかったらそのコンサートは意識高い系の人ばかりです(ぉ
では、第三楽章の始まりです。
おらぁ!! 寝てんじゃねぇぞ!!!
と言う、ドヴォちゃんの、にやけ顔が幻視できるほど、勇ましい始まり方をします。
そして、沈んでいた人は、大抵の場合、この一撃で「ビクッ」ってなります(邪悪
いや、割とその光景は私の中で風物詩だったりします(楽しみ方を間違えている
ただ、第三楽章もメリハリがきいていて、勇ましいと思ったらいきなり華やかになったりと
聴きごたえのある構成になっているんですよね。楽しいです。
そして何はともあれ、カッコイイ(それしか言わn
第4楽章 Allegro con fuoco
この楽章も有名なので、知っている方も多いのでは無いでしょうか?
もう、何でこんなにカッコいいんでしょうね?(それs
ドヴォちゃん、天才か! って感じです(天才です
まぁ、なんせこの楽章は集大成の如く、隙が無いです。
何処を聞いても滾るし、カッコイイ(s
ちなみに、この楽章。全編を通して、1回だけ静か―にシンバルが入る事でも有名です。
昔の演奏で、それを忘れてスルーしてしまった何て言う逸話もある位です。
探してみては如何でしょうか?
実はお勧めな市民団体や学校の管弦楽団
これは都市部にお住まいの方に限定されるお話なのですが……
クラシックコンサートって有名な所のやつは、高いんですよ。
下手したら諭吉さんが吹っ飛ぶんで、おいそれと初心者さんにはお勧めできません。
そこでどうするかと言いますと……
一つは、お住いの都市で活動している市民団体の管弦楽団のコンサートに行ってみる事です。
残念ながら、世界を股に掛ける様なオーケストラと比べるとどうしても……な感じですが、
それでも、オーケストラの雰囲気を肌で感じる事ができるので、初めてなら特にお勧めします。
横浜市にお住まいの方がもしいらっしゃいましたら、こちらの楽団はお勧めですよ。
あ、前々回は、フィンランディアやってたのか!!
くそぅ、生で聴きたかった……無念。
ちなみに、こんな感じの熱い曲です。
また、こちらの楽団は、アンケートに答えると次回、横浜市民の場合は招待状が届いたりします。
他の地方交響楽団はどういうシステムなのかはわかりませんが、もし活用できる方は試してみては?
次点は、大学等の管弦楽団のコンサートです。
ですが、正直に申しますと学校の管弦楽団は、本当に質がバラバラです。
凄く良い所はしばらく良いのですが、それも代が変わればガラッと変わってしまうので安定しません。
まぁ、本分は勉学なので仕方ないですよね。
とりあえず、お試し……と言う事であれば、お安いのでお勧めします。
お近くのコンサートを探す場合は、下記の様な検索サイトもありますので、
是非活用して、足を運んでみて下さいね。
同じ曲でも指揮者が変われば別物になる
いや、楽譜同じなんだから、言う程変わらないでしょ?
と思われる方もいらっしゃると思うのですが、いやいや、これがまたそうでもないんですよ。
先程あげた、「新世界より」も指揮者と楽団が変わると味付けがまるで違うのですよね。
言ってしまえば、指揮者と楽団が変われば、歌い手が変わる様な物です。
なので、超ヒット作(交響曲)をアーティスト達(管弦楽団)がカバーしているのがクラシック音楽と言って良いかもしれません。
例えば大きな違いとしては、曲のテンポ等は分かりやすいです。
近年だと、結構、スピーディに演奏する傾向が強いと思います。
は、早い、早過ぎるよ!? って言うのもありますし。
前のちょっぱや運命を聞いて、凄い楽しかった。
もう、半分コメディの領域に足踏み込んでるように聞こえて来るんですよね。
巨匠カラヤンさん(有名な指揮者さん)の影響なのかなぁ? 何でなのかは不明です。
案外、公演時間の関係で、巻かないといけないだけかもですが(ぶちこわし
だからこそ、1曲でも好きな物ができると、その違いを楽しむことができるようになるのです。
そして最近、その大好きな新世界よりを探していたら、以下の物と出会いました。
ドヴォルザーク: 交響曲第9番「新世界より」/スメタナ: 交響詩「モルダウ」
読売日本交響楽団/近衛秀麿(指揮)
私はもう、日本人の日本人たる解釈だなぁと、聞いた瞬間に思いましたわ。
願わくば、生で聴きたかった……無念。
実は有名な指揮者様の様なのですが、知ったかぶりに毛が生えた程度の私なんで、
先日まで全く知る由もなく。
一歩間違えばねちっこいと思われるかもしれませんが、私はこの位の方が好みですね。
聞いた瞬間に鳥肌が立ちました。久々です。
こんな風に、同じ曲でも色んな音色を感じられるのもクラシック鑑賞の醍醐味ですね。
そんな繊細な楽しみ方のできるクラシック音楽ですが、興味があれば是非、楽しんでみて下さい。
今回の記事は以上になります。
色々と適当な意見ばかりになりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
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