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《花騎士》 花騎士団長のド素人園芸日誌【19】

フラワーナイトガール
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皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

そう言えば、最近、メダカちゃんの記事ばかりで、園芸記事を書いてなかったなぁ……。
よし、久々に書くかーと見てみたら、最後の更新が3年半前だった時の私の心境を述べよ(挨拶

という訳で、以前の記事からかなり時間が経ってしまいましたね。

今は、2024年6月という事で、園芸的には梅雨を迎える時期です。
そして、我が春庭としては、試練の時……のはずなのですが、ここまで生き残った精鋭たちは面構えが違います。

そんな感じで、本当に久々となりますが、滅びかけた春庭を生き抜く精鋭たちをご紹介です。

※注意
何せ素人が手探りで適当にやっとる園芸ですので、突っ込み所が満載かと思います。
改善案や、叱咤激励がありましたら、お手柔らかにお願いいたします。

また、おっさんの生息する春庭(滅亡寸前)なので、お見苦しい写真が多いかと思います。
その辺りも、お目汚しになるかと思いますが、覚悟してお進み頂ければと思います。

今迄の記事はこちらになります。

悲惨な状況ですがご興味があれば、ド素人な団長の右往左往する様をお楽しみください。

そんな様子を今回もダラッとご紹介したいと思います。

既存の花騎士達とか

nn前の記事から変わったところは、主に脱落者が出たことと、睡蓮鉢を撤去したことです。

特にプルメリアママぁが逝ってしまった事が、個人的にはショックでした。
どうにも我が春庭では育成環境を整えることが出来ず、残念な結果となりました。

ごめんよ、プルメリアママぁ……。

一方で、それでも割と元気に生き残ってくれている子も多いです。

ニオイバンマツリ【花騎士未実装】

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実は割と意外な事に、すっかりとこの過酷な環境にも定着してくれた子の一人です。
夏の時期の乾燥がネックで、少し目を離すとハダニにやられるので、そこだけ注意ですね。

とは言え、最近は木酢液を使って予防しているので、割と安定して元気に茂ってくれてます。
春は綺麗な花をつけてくれていたのですが、今は一旦、お休みの時期です。

この子の花は面白い性質を持っていて、最初は青紫で咲きます。
その後、時間が経つと真っ白になっていき、その過程で甘い芳香を放ちます。
PXL_20240514_060956355.PORTRAIT
やや乾燥に弱いらしく、一回水切れすると葉が落ちてしまうので、少し目をかける必要がありますね。
ただ、ここ最近は後述しますアカザさんに浸食されている影響で、日差しから上手く土が守られているため、昔より乾燥に強くなってそうです。

元々この子は南米出身なので、暑さには強いのですが、乾燥と寒さに弱いらしいです。
ですが、何年もこの地で過ごしているからか、温暖化の影響もあるのでしょうか、冬でも元気です。

お迎えした当初は、冬に葉を全部落としていたのですが、今は冬でも普通に茂ってますね。
どうやら我が春庭の過酷な環境に適応したのか、温度は割とどうにでもなってそうな感じがします。

アカザカズラ(雲南百薬・おかわかめ)【花騎士未実装】

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園芸初心者さんに、おすすめの子はいますか?と聞かれたら真っ先にこの子を挙げる位には、安定感のある子です。

ちなみに6月時点で、この子があまりに元気すぎてバッサバッサと剪定しまくってます。
この時期に剪定をサボると、この子は天に向かって無限に伸びていくので危険なのです、はい(ぁ

この子も確か南米出身の子で、特性的には先に挙げたニオイバンマツリと同じ、筈?なのですが……。

兎に角、生命力が高過ぎて、安定感が半端ないのが特徴です。
事実、うちの春庭では冬でも枯れませんし、何なら伸びてます。
0度でも余裕で茂ってますので「この子、本当に南米出身なのか?」と疑ってます。

とりあえず、関東までなら山奥の寒冷地を除けば、普通に育ちそうです。
いや、何なら冬の間は枯れても春になったら普通に出てきそうな気がします。

兎に角、生命力が凄いので、適当に水と肥料を与えるだけで、爆発的に伸びます。
ポイントとしては、兎に角、強い日の光を当てる事。
水と肥料は定期的に与える事。これくらいです。

私もそうでしたが、大抵の園芸種は水をあげすぎたり肥料を上げすぎたりすると枯れます。
しかし、この子は違いますよ。あげた分だけ、育ちます。それぐらい凄い。
ミントすら水のあげすぎで枯らした私ですが、この子はその重い愛情を全て受け止めてくれてます。

先ほど挙げたニオイバンマツリと違って、少々の水切れは気にしません。
何なら葉っぱがしなびてきたら水やりサインだと思っていいくらいです。

これはメダカ記事で少し触れたのですが、水に沈めて水耕栽培しても何とか生きてます。
ただ、やはり土に植えた時よりは育ちが悪いですね。
それ位には強靭なので、水のやりすぎに関しては気にしなくても大丈夫です。

そして、何故、初心者にお勧めなのかと言えば……

食べられるからです!(しかも割と美味い)

夏のグリーンカーテンのお勧めとしてゴーヤが出てきますが、汎用性としてはこの子はその上を行きますね。
なんせ、葉と若い蔓は普通に食べられるので、今の時期から食卓がこの子一色になります。

なので家庭菜園に憧れているけど、ちょっと躊躇している方は、割とこの子がお勧めです。

これは実際に私が先日、剪定した後、ついでに調理した様子です。
伸びすぎた蔓を半分くらいのところでバッサリと切り落とし、引き抜いてきたものです(雑
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一応、軽く表面の汚れを落とせばそのままでも食べられますが、独特の青臭さがあります。
なので基本的に、短時間でも湯に通した方が美味しいですね。

この蔓から葉っぱをブチブチと選別します。
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こんな感じで、この蔓のボリューム感だとこれだけ取れました。
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残骸となった蔓は食用に適さないので基本捨てます。
ですが、多分ですが蔓の根元を土に植えたら、強い子はそこから復活するかもですね。
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とりあえず水洗いして、レンジでチンします。
個人的には湯がいた方が熱の通りは良いかなという印象。
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こんな感じで、熱を通すとシナシナっとなって、粘性が出てきます。
この触感がワカメに似ていることから、おかわかめって言う名がついてるんですよね。

使用例としては、

・王道の味噌汁(しかもレトルトで一緒にお湯ぶっかければOK)
・カップラーメンの具として(これもレトルトでOK)
・カレーの具として(後で載せた方が良い)
・ビールのお供として(軽く湯がいて塩または醤油とごま油でめちゃ美味い)

などなど、ちょっと野菜をプラスしたいなーという時に、凄く便利です。
しかもベランダに出れば死ぬほど葉っぱが生えてますから、

あー、ちょっと食べたいなー(ぶちっぶちっ)
ちょっと伸びすぎてるなー(ぶちっぶちっ)

って感じで、雑に扱えるのがまた良いです。
本当に雑草レベルの扱いで食卓が潤うのですよ。まさに神食材。

ちなみに秋になると、小さな白い花を咲かせます。
これがまたとても良い匂いです。
なお、その後の枯れた花弁が小さい上に茶色くて散らばります。
これを掃除するのが割と大変なので、それだけが唯一のマイナス点です。
庭なら何の問題もなさそうですけどね。

その後、蔓の節々や地面にムカゴを形成します。
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これがまた、美味しいのよ(食レポ感)
茹でて食べると、ちょっと青臭い里いも?な感じです。
新鮮な方が粘り気があって美味しいので、11月くらいがお勧めですね。
茹でたものを鰹節と醤油で食べると、これがお酒のつまみに、実によい!

勿論、冷暗所で保管しておいて春になって植えれば、そこから芽が出ます。
私の春庭には取り切れないほどのムカゴがありますので、定期的に食して消費しています。

ただ蔓性の植物ゆえに、最初に蔓の誘引を間違えると、天に向かってまっしぐらに伸びます。
それだとグリーンカーテンの意味を成しませんし、収穫量も減ってしまいます。

ではどうすればいいかと言うと、コツはひたすら一番先の蔓を選定して潰すことです。
蔓系の植物の特徴なのですが、伸びている蔓を切って落とすと、下の方の葉の間から新しい蔓が出てきます。
それを横に伸びるように、上手く剪定していくことが重要です。

ただ、実際には細かい事を考えながら剪定するのは難しいです。
なので、基本的にはそれ以上伸びて欲しくない蔓はバッサリ落とすだけです。
それを繰り返していくと、蔓の数が増えてじわじわと横方向にも広がっていきます。
少し目を離していたら凄い事になっていた場合は、根に近い部分まで一気に落としてしまっても良いです。
どうせまた生えてきます(雑

その位、雑に扱っても、それ以上に伸びてきますからね。
初心者向けと胸を張って言えるのは、そういう理由からだったりもします。

仮に何かの間違いで枯れてしまって、蔓もダメになったとしても、根元に水をあげましょう。
実はこの子、むかごを土の中に作って生存していますので、氷漬けになっても多分、土の中で生きてます。

基本的に枯れるときは水が足りない時なので、そこだけ気をつければ不死鳥の様に何度でも復活すると思いますよ。

ルリマツリ

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我が春庭において歴戦の勇士であるルリマツリさんですが、今年も元気に茂ってくれています。

相変わらず室外機の上で、水やりのタイミングを知らせてくれてますよ。
そして、気が付いたら今年も花が咲き始めましたね。

この子の青い花を見ると、そろそろ夏だなぁと、季節を強く感じますね。

アロエ

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我が春庭、最古参であるアロエちゃんです。
花を咲かせるようになってから暫く経ちますが、毎年、秋から冬にかけて綺麗な花を見せてくれています。

問題はちとデカすぎて手狭な我が春庭で、どう扱ったら良いかわからんことですね。

花が咲くようになるとでかくなるのか?
それともでかくなったから花が咲くのか?

前の記事で鉢を変えたことを書いていましたが、早くも新しい大きさにしないとダメかも。
しかし、本当に大きく育ったなぁ……(しみじみ)

グーズベリー(2代目)

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昨年までアカザさんが繁茂しすぎて日の当たりが悪かったのか、あまり伸びませんでしたが、今年は春から元気です。

ただ、早くもアカザさんにウザ絡みされてますので、暫くはアカザさんから守る日々が続きそうです。
今年はもう少し大きくなって、実をつけてくれてもいいのよ?(ぐへへ

今回の記事は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

  1. lenbrant より:

    更新お疲れ様です
    おお、ブログ主さんリアル園芸もされてたのですね
    前の更新が数年前ということでどうりでわたしは知らないはずです
    園芸、いいですねー。わたしもクリスマスベゴニアとか育ててはみたいのですがなにぶん植物をお世話し続ける自信がないので手を出せずにいます
    ミニサボテンとか楽って聞きますけどどうなんでしょう?

  2. 泉絽 より:

    >>1
    lenbrantさんへ
    おおぉ、こんな辺境記事にまでコメントありがとうございます!
    そうなんですよ……実は割と初期からチャレンジして今まで数多くの花騎士達を見送ってきました(鬼畜
    そう言えば、最近記事にしてないなぁとちょっと見てみたら、数年経ってましたよ
    いや、本気で本人にはそんな自覚、欠片も無かったんですわ、ええ
    クリスマスベゴニアちゃん、可愛いですよね!
    冬によく見るイメージがありますが、割と育てるのは難しいと聞いた記憶があります
    私も割と怠惰な団長なので、良く花騎士達を星にしてしまうのですが、そもそもの話として、自分の春庭環境がその子に合っているかがかなり重要だと思います
    ① 日の光の当たり方や風通しは割と重要
    ② 様子を毎日確認できる場所に置く
    ③ 愛情(水・肥料)は与えすぎるとよろしくない(子育てと同じですね)
    特に③の水やりは、種類によってまちまちなので、その子に合った上げ方があります
    これが割と難しいんですよね……
    サボテンは水切れに強いのですが、いつ水を与えて良いのかわからなくなりがちで、個人的には一周回って難しいです(すぐ放置してそのまま枯らす)
    そういう意味もあって、記事の子達のうち「ルリマツリ」「アカザカズラ」をお勧めしている訳ですね
    特にルリマツリ(プルンバゴ)は、目に見えて葉がしなびますし、見た目で判断しやすいです
    ホームセンターでよく見るので、もし興味があればお迎えして見て下さいな
    ではではー

  3. 課長 より:

    ブログの更新お疲れ様です〜
    アカザカズラってムカゴできるんですか
    サトイモ系しか作らないと思ってましたが(ミスター味っ子で見たw)園芸店で売ってる植物でも作るのいるんですねー
    ちなみに自分が育ててみたなかだと初心者におすすめするならクレソンですかねー
    100均でも種が売ってたりしますし、 ハーブだけあって 生命力が半端ないので テキトーに撒いても育ちますし
    露地で育てると大繁殖して大変なことになりかねませんが その点 植木鉢なら大丈夫ですし
    あとバジルやローズマリーとかと違って、ハーブ の中でもう直接食べられるサラダ菜みたいなものなので 意外と重宝します故
    味はオランダガラシと言われるだけあってピリッとした中にゴマの香ばしい風味がある見た目からは想像できない味がしましたよー

  4. 課長 より:

    連投すみません〜
    植木鉢で育てる場合一番難しいのって個人的には水やり だと思うんですよね…
    全部の2日3日おきにやればいいって決まってるわけじゃなくて 植物ごとに適度な水やりの期間が違いますし、 気候によって 調節しないといけませんからねー
    個人的には初心者の方には花が咲いて、 屋内でも育てられる多年草がいいかなと思いますね(そういう都合のいい植物があるかは知りませんが)
    サボテン 等の多肉植物はほとんど水をあげなくてもいいので栽培が楽ですけど、見た目の変化があまりないので育てててつまらなく感じてしまうかもってのが理由その1で、その2は 外に出す必要があると虫が出てしまう可能性があるって言うところが問題になるかなと
    その3は やっぱり 屋内だと極端な気候の変化の影響を受けにくいので 気をつけるのが水やりと部屋で 日の当たる場所に置けばいい てくらいなので

  5. 泉絽 より:

    >>3
    課長さんへ
    こんにちは
    辺境記事へコメントありがとうございます
    アカザさん、隙が無いのです
    ムカゴも美味しいし葉っぱも美味しいし、なんなら花のつぼみも美味しいです(ぁ
    ちなみに、園芸店で見たことは無いので、販路はかなり狭いんじゃないかなぁという印象
    ハーブ系は、食卓への貢献もできますし2重の意味でお勧めですよね
    ただ量が限られてしまうので、そういう意味でのバランス取りは難しそうです
    私は都内のコンクリートジャングル住まいなので特に強く感じるのですが
    育てる環境によって、適応できる種はかなり変わってくると感じました
    お庭があれば一気に選択肢が広がるのですが、都心のバルコニーのないおうちなどは、良くて窓際で鉢植え以外の選択肢が取れないので、その辺りもあると思いますよ
    私は園芸で一番難しいのは水やりだと思っています
    ちょっと油断すると多すぎたり、足りなかったりと、本当にうまくいきません
    鉢をもって重さがーとか職人みたいなことを進める方もいらっしゃるのですが、そもそも鉢を動かすような場所に置かないんだよなぁっていう(怠惰
    次に日当たりと湿度なんですが、これがまた環境によってマチマチなので、絶対これ!みたいなことが言えないのが難しいですよね
    うちの場合は、温度が上がりやすく(この時期で室温30℃越え)湿気も籠りやすいので、夏越しが特に厳しい印象です
    花がある方が育てていて楽しいのですが、これも人によって変わるでしょうね
    アロエちゃんとか葉っぱ見るだけでも可愛いですし!
    ではでは

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