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《DQW》 のんびりDQウォーク日誌【2】

ドラゴンクエストウォーク
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皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

全国の勇者の皆様、今日もウォークしてますでしょうか?

私は先日、思い立ってある所に行ってきました。
しかし、元来私は、迂闊であり思いついたら即動くタイプの人間です。

そんな私なので、例のごとく大変な思いをすることに。
そういう訳で、今回もダラっとご紹介です。

※前回までの様子はこちらです

のんびりDQウォーク日誌【2】

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nnさて、今回はある所へ行こうと決めていました。

今までこのブログでテクテクテクテクなどの記事を読んでくださっている方はお分かりかと思いますが、基本的に私はノープランでいつも突発的に行動します。

そんな私が今回ターゲットに決めたのが「高尾山」です。

いやぁ、実はテクテクテクテク時代も、ここにはいく機会がありませんでした。
だって、となり塗りで塗ればいいじゃんって思ってましたので(怠惰)

ですが、今回DQウォークを始めた私には行く必要が出てきてしまったのです。
なぜなら、この高尾山山頂でおみやげがゲットできるから!

急ぐ必要はまるで無いのですが、丁度よい機会だったので、フラッと旅立ってきました。
ほら、公式ページ見ると分かる通り、多くの登山道もあり、ケーブルカーもある。

他の勇者の方々もチラホラと登頂しているようですし、難易度は低そうです。
少し聞いたところによると、ベビーカーを押してでも行けてしまう位、身近な場所だと言うではないですか。
なんだ、そんなに楽なところなら、ちょっと動きやすい服装と水だけ持っていけば大丈夫だろう。
そう思ってしまった私を、誰が責められようか。いや、誰も責められやしない(愚か

と言う訳で、凄く軽いノリで旅立ちました。高尾山編です。

京王線で新宿から1時間弱! 意外と近い高尾山

京王線は時々お世話になるので、高尾山口駅まで行く電車があるのは知っていたのですが、実際に終点まで乗るのは初めてでした。
しかも特急が20分に1本は出ているという、この至れり尽くせり感。

なので新宿から出る場合は、1本待てばサクッと座って終点まで運んでくれます。
おお、これはなんて便利。楽でいいなぁと思いつつ、サクッと到着です。

この時は、まだ楽勝ムードでした。
体力も気力も十分。
動きやすい服装でペットボトルの水もあります。準備万端!と確信しつつ私は山道へと向かいました。

山道は1号路から6号路まで? どこに行こうか?

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ついて早々、まず悩みました。
それはどのコースで山頂を目指すかという事です。
どうやら、色々なコースがあるようですが、1号路は舗装されていて定番のコースとの事。

ケーブルカーとリフトも、最終的に1号路の途中に合流する形のようです。
なるほど、ではやはり高尾山初心者である私は、定番である1号路で上がっていこうと決めました。

ここで一つ予期していなかったことが。
この高尾山は、ごみを捨てられる場所がありません

私はフラッとペットボトル1本と小さなポーチ一つで来てしまったので、ゴミをビニール袋に入れて移動することになりました。
その結果、常に片手がふさがってしまったので、あまりよろしくなかったかなと。
なので勇者の皆様は、ゴミを持ち帰れるくらいの容量のあるバック(できれば背負えるモノ)を持ってくることをお勧めします。
お店での受け取りも拒否されますから、徹底していますよ。
そういったルールの様なので、頭の隅にとどめておくとよいかと。

話は戻って、私はテクテクテクテク時代から、歩くことには自信があります。
と言っても、2万~4万歩位の間なら次の日に支障もなく歩ける程度の力ですが。

ですから、ぶっちゃけますけど、この時、私は高尾山をちょっと舐めてました
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後々、よく考えればわかる話だったのですが、なぜケーブルカーがあるのかという事実を深く考えてなかったんですよね。
ですが、その時の私は、何も不安はありませんでした。
そう、どこぞの黄色い魔法少女のごとく、もう怖いものなんて何もない的な危機的状況だったのです。

その数瞬後にはゴリって行くんですけどね。

1号路の洗礼 山道はえげつなかった!

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さてそんな感じで、意気揚々と登り始めます。
出だしは順調です。日々、勇者として鍛えた足腰で今日も快調に進みます。

そうして、リズムよくハイペースに、山道を登り続ける事10分。
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いや、これ勾配ヤバくね?

早くも足腰が悲鳴を上げています。いや、たった10分ですよ?
それもそのはずで、ここまで割ときつい斜面を延々と登り続けているんです。

そしてその斜面は全く持って途切れる気配を見せません。
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私は他の山でハイキングコースに登ったことが何度かあるのですが、大抵の場所は緩やかに登って一旦平たんな道になるか下るかと言う感じで、緩急があるんですよね。

しかし、この高尾山の1号路は違います。
初っ端からクライマックスです。もう殺しにかかってるとしか思えないほど坂しかない。
舗装されているとはいえ、急こう配の坂道が天まで続くかの如く、延々と伸びています。

え? 誰だ、ベビーカーでも平気とか言ってたやつは!?
こんな勾配にベビーカー持ち込んだら、ちょっと手が滑った瞬間リアルで物理兵器化するでしょ!?

っていうか、お年寄りの健康増進に最適とかどこかで見たけど、
これお年を召した方が、気軽に登れる勾配じゃないですぞ!? なに、止めでも刺すつもりなの!?

それとも、私の体力がお年寄り未満という事なのか……それはそれでへこむ。

と言う感じで、邪念をまき散らしつつ登ります。
まぁ、なんにせよ、これがまた凄いきついんです。
久々に自分の心臓の鼓動が割とヤバいレベルで拍動する状態になったり、息が上がりすぎて吐き気を催すレベルまで追い込まれました。
休憩しても全然息が整わないですし、汗は滝のように流れますし、割と危機感を覚えました。

やべぇ、高尾山を攻略する人凄い。
先人の勇者たちもここを通ったなら、マジで勇者。

そんな意味不明なことを考えながら、それでも必死に山道を登っていきます。
正直心が何度も折れそうになったのですが、それでも何とか登っていきました。

実は私がこの急こう配の地獄を登りきれたのは、ある一人のおじさんのお陰なのです。

最初、私は調子に乗ってドンドンと登っていきました。
その途中に、私より少し年上と思われる中年の方を抜かしていったんです。

そして、先ほども書いた通り、途中から体力と気力を奪われて目に見えて私のペースが落ちました。
なので私は途中、何度も傾斜の緩いところで休憩をします。

その横を、先ほどの中年のおじさんが本当にゆっくりーとしたペースで追い抜いていきます。
本当にその辺の近所にいるような小太りの中年のおじさんです。
来ているものも私と同じユ〇クロ装備っぽい、本当にどこにでもいそうな方です。

なので、ちょっと年上の方に抜かされるのも何となく悔しいという子供じみた思いもあって
最初の方は、少し休憩したあと、またおじさんを抜き返してと言う事を繰り返していたのですが、流石に数回それをすると気が付きます。

このおじさん、ペースが全く落ちてない上に、一回も休憩してないんです。

本当に一歩ずつ、一歩ずつ、丁寧に登られているんですよね。
それを見て本当に素直に、この人凄いって思いました。

あと、その姿を見て、ふと、子供の頃に読んだある児童書の内容が頭によぎったんです。

知っている方はいらっしゃるでしょうかね?

モモっていう児童書なんですけど、細かい内容までは私もうろ覚えなんですが……
その中に出てくる登場人物にベッポおじさん(?)って方がいるんですけど、その方の言葉が何故か子供心に深く刻まれたんですよね。

確か、そのベッポおじさんは、掃除をしていて、毎日ずーっと道を綺麗にし続けているんですよ。
だけど、毎日掃除しても汚れてしまうので、それを見たモモが問いかけるんですよね。
なんでおじさんは、そんなに毎日同じことをずっと繰り返せるのか? 辛くないのかって。

そうしたら、おじさんはこんな感じの事を答えた、と思います(うろ覚え
全部を一遍にやろうとすると辛いけど、足元を見て一つずつ丁寧にこなしていくんだ。
そうしたらいつの間にかやるべき事がすべて終わってる。その繰り返しなんだよ。

ちょーっと数十年前の記憶なので色々と違うかもですが、子供の私はそんな感じで記憶していました。

目の前をゆっくりと歩いていく中年の方を見て、私はそれを思い出したんですよね。

方や私は、肩で息をする位に疲労困憊状態です。
もう、心の中は帰りたいコールで満たされています。
青春時代にスポーツで限界まで追い込まれた時以来、かなりヤバい状態でした。

ですけど、目の前をゆっくりと登っていくおじさんの姿を見て、ああ、こうすればいいのかなって漠然と理解したんです。

そこからは、私はその中年のおじさんを心の中で勝手に師匠とあがめ、ゆっくりと後を追うようについていきました(はた迷惑な)

その結果、何とか無事、リフト乗り場の終着駅まで到達できたのです。
気が付くとその中年のおじさんはいませんでしたが、心の中でひそかに感謝してます。
おじさん、ありがとう!

広がる絶景 そして高尾山の登り方を知る

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おじさんに頼りながらようやくたどり着いたのは、リフトとケーブルカーの終着駅でした。
そこは今までの急こう配の坂道とは違って、出店もあり、多くの人で賑わう活気のある場所でした。

景色も最高です。ここまで登ってきた疲れも若干癒える気がしました。
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遠くには都心の姿も望むことができます。
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これは素晴らしい景色だ。こんなに苦労して登ったかいが……あれ?

みるとベビーカーを押してゆっくりと歩く家族連れがいます。
老人たちの集団が、楽しそうに団欒しながら通り過ぎていきます。

なぜならこの場所はなだらかで道幅も広く舗装もされています。

そう、高尾山の情報は間違っていなかったんです。
ただし、それはケーブルカーを使ってショートカットした場合のみという事ですが。

いいですか、私の後に続く勇者様方。
もし、お土産のために高尾山に登るつもりなら……

絶対にケーブルカーかリフトを使って登ってくるのです

でないと私のようにいらない苦労をして、登った先の光景を絶望した気持ちで眺めることになります。
そう、私のその時の気持ちは、一つです。

今までの私の苦労はいったい何だったのか……

ケーブルカーの駅から薬王院までは比較的楽

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途中なんだか御利益のある杉とか色々ありますが、道もなだらかで歩きやすいです。
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すんごいブレブレの写真で申し訳ありませんが、途中道が二手に分かれます。

左は急こう配の階段が続きますが、そのあとが比較的平たんな道の続く男坂
右はなだらかな坂が延々と続く女坂です。
個人的にはケーブルカーで登ってきて、体力がありあまっているなら男坂をお勧めします。

時間的にも短いという事もありますが、今後のウォーミングアップにもなるからです。
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そうして門前へと到着!

薬王院から山頂までは意外とキツイ

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薬王院の出店で、根現力(こんげんりき)ソフトなるものがあったので、頑張った自分へのご褒美に思わずパクリ。
しかし、これはおひとり様25本に見えるんだけど、気のせいですよね?
そんなに食べれませんです。はい。
ブドウの酸味が効いていて、疲れた体にとても染み入りました。美味!!

そうして英気を養ったところで、山頂を目指します。
これがまたいまいち、ルートが解らなかったのですが、とりあえず本堂を目指しましょう。
本堂は上にあります。階段を探すのです。
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その階段を上ると……
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更に階段。その先も階段と、ここから階段地獄が続きます。
かなり長い階段なので、体力のない方は注意ですよ。
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立派なお参り場所を望み、その横を見ると
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お札の授与所があり、その横を通る山道がさらに奥へと続いています。
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そして、更に急こう配の階段を上り、
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板張りの参道を進み、
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ちょっと傾斜のある舗装された道を進むこと、20分。
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光が見える!
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ついに山頂へと到達しました! 長かった!
っていうか、最初のケーブルカー駅の終点までが一番きつかった!いや本当に。
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さぁ、当初の目的を達成するのです!
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適当にクエストを帰り道にセットして……
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無事、おみやげゲットです! もんじゃやき!……え? もんじゃやき?
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兎に角、これで東京のおみやげは、残り一つ。
場所はわかっている上に、来週、そちらに行く用事があるので、そこでコンプリートの予定です。

帰りにサル園・野草園を見学してみた

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山頂へ向かうときに気にはなっていたので、帰りにちょっと寄ってみました。
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サルがこんなところに沢山!
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餌が100円で買えるのですが、従業員の方が色々と教えてくれて楽しく過ごせました。
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序列の関係で、餌のやり方にもコツがあるらしいです。難しいですね。
私は、疲れていたこともあって、かなり適当にやってしまったのですが、次回はもう少しじっくり楽しんで餌をやりましょう。
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帰りにはせっかくなので、あまり見ないホトトギスちゃんをお持ち帰り。
うちの春庭で生き延びられるのかは不明ですが、丈夫な子らしいので頑張ってお世話したいと思います。

そんな感じで、帰りはリフトに乗って何とか無事下山しました。
めっちゃ疲れましたが楽しい1日でした。

勇者の皆様も、機会があれば是非、高尾山へ挑んでみて下さいね。

ただし、ゴミのはいるリュックを用意することとケーブルカーの使用をお忘れなく!!

今日の一曲


何度かブログ内でもご紹介していますが、やはり好きなので今回はこの曲!

『禁断のレジスタンス』という、水樹奈々さんの曲です。

この方の曲は全体的に弦とドラムスのバランスが良くて、私好み。
その中でもこの曲はバックミュージックと水樹奈々さんの歌声がせめぎ合って独特の味を出してますね。
天に響けとばかりに吠えるかのような管楽器がアクセントになって更に素晴らしい仕上がりかと。

平地ならこの曲を聴きながらの散歩は無敵ですね。
いくらでも歩けてしまいます。

え? 高尾山? 無理でした、足が動かないの……(愚か

今回の記事は以上になります。
お読みいただき、ありがとうございました。

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