PR
スポンサーリンク
スポンサーリンク

《花騎士》 花騎士マン制作秘話【5】

フラワーナイトガール
スポンサーリンク

皆さま、こんばんは。
このような辺境まで、お越し頂き、ありがとうございます。

先日、ついにじゃぶマイ6にて、花騎士マンを世にお披露目する事が出来ました。
また会場では、沢山の方に温かい激励のお言葉を頂きました。
もう、それだけで、今回、頑張って良かったと思えました。

TeamHKMの一員として、こちらでも御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

という訳で、一区切りついたわけですが今回も販促と趣味を兼ねた
制作秘話【5】をお届けしたいと思います。

これまでの花騎士マン制作秘話 シリーズ
花騎士マン 制作秘話【1】
花騎士マン 制作秘話【2】
花騎士マン 制作秘話【3】
花騎士マン 制作秘話【4】

花騎士マン制作秘話【5】

FKG15
nn※注意

本作品に登場する人物は、リアルと著しく異なる脚色がされている場合がございます。
また、お話としての性質上、虚実織り交ぜながら作成しておりますので、ご了承ください。

【登場人物】

・泉絽 私の事です。基本的に私の主観で物語を見ていきます。
・りね 花騎士マンの生みの親です!
・すら 泉絽とは古くからの友人であり、シールコレクター界では大物らしい?

花騎士マン 制作秘話【5】

 ◇◇市 すら邸

 あれから、早くも一ヶ月が経過した。
 ネット上で、すらさんとりねさんが意見交換を頻繁に行う中、私も花騎士達の情報を集め、裏書の制作にいそしんだ。

 裏書。

 それは、ビックリマンシールを一度でも見た事のある人なら、なじみ深い物だろう。
 シールの表は、そのキャラ達を彩る板面。そして、裏はそのキャラ達への理解を深める場所だ。
 
 シールの裏には、必ずそのキャラの物語が綴られていた。
 そのキャラがストーリーの中でどういう位置づけであったかが分かるようになっていたのだ。
 裏書とは、世界観を想像し、そのキャラへの愛着を深めるために必須の物と言っても良い。

 だから、ビックリマン風シールを謳う花騎士マンシールを作るうえで、裏書は絶対に作らなければならないものでもあった。
 だが、そこに一つの問題が持ち上がる。

 「あかん……所持していない花騎士のキャラが分からぬ……」

 そう。花騎士の数は、この時点で総勢300をゆうに超える。
 そして、今回出すのはいずれも虹の花騎士達……ハッキリ言って早くも絶望的な戦いを強いられていた。

 何故なら、花騎士団長の皆様はお分かりかと思うが、全ての花騎士を所持するなど、私の様な小市民にとっては不可能に近いからだ。
 運よくお迎え出来ている花騎士もあれど、今回制作予定となっている約半数が手元になかった。
 流石に、花騎士マンの為に狙って行くにも限りがある。1人2人ならスペチケや虹メダルで何とかなるが、時期が悪いのもあって、5人をいっぺんにお迎えするのは無理だ。
 それでも一応、イベントやその他の攻略サイト様などの情報も合わせて何とか作っては見た物のしっくりとこない。

 否、自信が持てない。

 せめてキャラクエくらいは全員分見て置かない事には、安心できないのだ。
 やはり、彼に頼らざるを得ないだろう……。

 そう考えてやって来たのが、ここすら邸である。

 「じゃあ、ちょっと見せてもらおうか」

 「はいはい、じゃあ、まずはこの子からかな」
 
 私が今何をしているか……察しの良い方はお分かりだろう。
 そう、すらさんに花騎士をプレイしてもらっているのだ。
 
 流石に、アカウントのIDとパスワード借りてプレイ……もしくは、ネット上で共有しての鑑賞は抵抗があった。
 と言うか普通に規約に引っ掛かりそうだったし。
 
 ならばという訳で、すらさんのプレイする画面を直接見せてもらうと言う手段に出たのだ。
 私は後ろから見ているだけ。これならば、問題は無いだろう。……無いよね?

 そんな私の不安を知る由もない彼は、花騎士にログインし、慣れた手つきで図鑑を開く。
 
 そして広がる未知の光景。全てに色がついたその画面を見て、その事実を知っていたにもかかわらず、思わずため息が出た。
 そう。私が彼を花騎士マンへ誘ったもう一つの理由がここにある。

 彼は、数少ない完全収集者(コンプリートコレクター)だったのだ。

 巷では、石油王とかラオウ様とか呼ばれる、あれである。
 そうなんだよ、あれなんだよ、この目の前のこやつが……。パッと見、ただのおっさんなんだけど、これがね、シールを集めるような熱意で全部集めちゃったんだよね。
 足掛け1年程だっただろうか。流石に、今でこそ落ち着いているが当時は酷かった。
 うん、酷いと表現するのが相応しい。いや、沼に引きずり込んだのは私だが、いやいや、大丈夫かこの人って言う位凄かった。
 だからその熱意を知っていたからこその選抜でもあった訳だが……やはり現実を目の前にすると肩の力が抜ける。

 「じゃあ、始めるよ?」
 
 そんな彼の言葉で、我に返った私は、その言葉に頷いた。

 そうして、おっさん二人のキャラクエ鑑賞会が始まったのだった。

 それから、更に数週間が経った。
 相変わらず、すらさんと、りねさんは、ネット上で議論を交わしつつも、シールの完成度を上げて行った。
 何やら白抜きがどうとか、CMYKがうんたらとか、二人が話合うのを横目に見つつ、私も粛々と裏書を作成していく。ニホンゴでOK。

 色々と試行錯誤した結果、とりあえず、裏書は団長と花騎士達が会話する形式で作ってみた。奇をてらう事も考えなくは無かったが、まずは妥当な所で納める事を目標に作成した。

 「もっと、コイツ分かってるな感が出ると良いんだけど……最初だからいいか」
 「問題ないと思います!」

 そんな文章だったが、すらさんと、りねさんからも、何とかOKを貰い、無事裏書も完成した。
 時を同じくして、インクジェットでの試し刷りを経て、りねさんの修正も終わり、本印刷へと移行。
 この間、特にりねさんの方では手直しを頻繁に入れてくれたり、じゃぶマイ6の申し込みをこちらでやったりとてんてこ舞いだったが、あっという間に過ぎ去った。
 
 そうして9月上旬になり、ついに花騎士マンが完成したのである。

 ◇◇市 すら邸

 配送されて茶色い包み紙に納まっている花騎士マンを、私達は開封する。

 「おぉ……」

 帯に包まれた状態だったが、中から現れた煌びやかなシール達に一瞬、私は心を奪われた。
 あの懐かしいキラキラと輝く板面に、りねさんの描いた可愛らしい花騎士が鎮座しているシールは、思わず声が出る位には、私には素晴らしいものに思えた。

 それを横から無造作に掴もうと伸びて来た手を、私は反射的に叩く。

 「あた!? 何で!?」

 「手袋付ける約束でしょうが」

 私の言葉に、目で抗議しつつも、すらさんは不承不承と言う感じで手袋を付け、改めてシールを一枚取った。
 実は彼には、一つ約束をしていたのだ。それは、このシールを触る時は手袋を着用すると言う事。
 この一見どうでも良い事に、私は強くこだわったのだ。

 「そんなに気にしなくても良いと思うけどねぇ」

 これも彼に何度も言われた事だが、私は最後までこの考えを曲げなかった。
 花騎士マンは、シールであるがそれ以上に立派な頒布物なのだ。
 素敵なシールを、無造作に素手で触って、あまつさえ指紋を付けるだけでも私としては重罪。しかも、それを頒布するとなれば、とんでもない話である。
 この主張は日頃シールを触っているすらさんからすれば、かなり大袈裟に映った様だが、私の知ったことではない。
 
 あの日、制作会社で無造作にシールを掴んだ光景を見たからこそ、私は絶対にここは死守すると決めていた。
 その位の誠意と敬意を払うだけの価値がこのシールにはあると、私は思っていたから実行したのだ。

 手袋を付けた手で、シールを一枚掴み、光へとかざす。
 手の中に納まっているのは、ウメさんだ。
 
 純粋に綺麗だと思った。しかも、よく見れば、ウメさんの剣の部分も光っている。
 抜き、または透けと呼ばれる技術らしいと、すらさんから聞いた。
 シールの絵の下には、通常ホワイトと呼ばれる輪郭を置いて、キラの板面とキャラ絵を遮断するらしい。
 でないと、キャラ絵の下にキラが映り込んでしまい、うるさい感じになってしまうらしいのだ。

 だが、そのホワイトを敢えて抜く事で、意図的にキラの質感をキャラに反映させる。
 それが白抜きと呼ばれる手法らしい。5回位聞いて、漸く私でも理解できた。
 
 それがりねさんの意図通りに、綺麗に反映されていた。
 りねさんのこだわりと、努力が結実したからこその出来と言えよう。

 だが、そんな素敵なシールであっても大量生産である以上、品質にばらつきが出るのは当然で……。

 「あ、このシールキラ欠けがあるね」

 すらさんがそう言いながら、私にそのシールを見せてくれる。

 「ああ、なるほど、この灰色っぽい部分?」

 「そう、キラの台紙が欠け落ちて光らない部分がでちゃってるんだよ」

 確かに、そのシールを見てみると、そこだけ穴が開いたようにプリズムが無かった。
 
 「後こっちは、キラズレだね」

 同じくこちらに渡されたシールを見ると、等間隔に並んでいたプリズムの一部分が、まるで地割れでも起こしたかのように、いきなり何層にも細かくなっていた。
 これはこれで、ある意味綺麗と言えなくもないのだが、少なくとも通常の物では無いので、弾く事になるらしい。

 「なるほど、こういうのを見付けて弾いて行けば良いんだね」

 「そう、そんな感じの物は不良品の扱いだね」

 彼に聞いた所によれば、大体、シール界隈では、エラー率(不良品)は1割程度だと言われているそうだ。
 正直、一般庶民の感覚だと、かなり……いいや、凄く多い。
 10個作って、1個不良品なら、それはそのまま販売価格に跳ね返ってくるわけだし。

 とりあえず、検品していきますか……。

 そうして、私とすらさんは、シールに向き合う時間を過ごすのであった。

(多分 続く?) 

花騎士マン 最新情報

という訳で、毎度の駄文をお届けいたしました。
今明かされる、衝撃の事実! どうだったでしょうか?
勿論、このお話は虚実入り交えてお届けしている『物語』ですからね?
その所は、お間違え無きようにお願いいたします!

今回は、シール発注から検品に入るまでを描きました。
実は、この後も、色々あったりしますが、それはまた次回に。

じゃぶマイ6 無事終了いたしました

改めまして、TeamHKMのブースへお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。

私は初参加でしたが、りねさんの強力なバックアップのお陰で、何とか切り抜ける事が出来ました。
終わってみれば、楽しい時間を過ごせたと思います。

お隣や周りのサークル様も、優しい方々ばかりでしたし、やっぱり花騎士団長は最高ですぜ。
今回は、初参加と言う事もあり、色々とご迷惑をおかけした事もあったかと思います。
何とか切り抜けられたのも、参加された団長様方のお力添えのお陰が大きいかと感じております。

楽しい時間を、本当にありがとうございました!

さて、肝心の花騎士マンについてなのですが……
現在、目標の頒布数の3割程と言う状況になっております。

ただ、こちらの目標は長期目標ですので、思ったより多くの団長様の手に届けられたと考えております。
何より最初ですからね……そもそも花騎士マンを知らない団長様も圧倒的に多いでしょうし。

ちなみに、本当にありがたい事に、
じゃぶマイで開幕ダッシュを決めて、いきなりコンプリートして下さった団長様がいた事を、
ここにご報告しておきます。
また、二セットお求めの方もいらっしゃいました。団長、凄い。

私は勿論ですが、すらさんとりねさんも、凄く驚いていましたし、何より感謝していました。
それだけ思って下さる方が一人でもいた(実際はもっといました)事が、本当に嬉しかったです。

是非、お迎えした花騎士マンを愛でて上げて下さいね。

ちなみに、これは、前回の記事でも書いたのですが、
保管につきましては、リフィルとスリーブを活用すると良いかと思います。

まんだらけさんのものが、有名でそこそこ質も良いらしいので、是非、活用してみて下さいね。

通販が開始されました!!

じゃぶマイ6に来られなかった皆様の為に、通販が開始されました!

こちら、りねさんの通販サイトを使った物になりますが、お値段は据え置きとなります。

りねさんのBOOTH
海外発送の場合はこちらで登録

送料は別途負担して頂く事になってしまいますが、気になっていらっしゃった方は、この機会に是非、お手に取って頂ければ幸いです。

また、イベントで配布したおまけのポチ袋も、数に限りがある物の先着順にてお付けするそうです。
中々に凝った造りをしておりますので、こちらも、狙ってみて下さいね。

今後とも、花騎士マンを継続させて頂ければと思っておりますが、それも皆様の応援あってこそとなります。
なのでもし、少しでも応援して頂けるようでしたら、1枚からでもお手に取って下されば嬉しいです。

一応、3人で頑張ってそれなりの物には仕上げたつもりです!!
また、ご意見ご要望ありましたら、お聞かせいただければ対応できるものもあるかと思います。
ただ、花騎士マン実装の順番につきましては、その時の状況次第でしょうか。

それでは今後とも花騎士マンに対して、ご支援いただけますよう、お願い申し上げます。

今回の記事は以上になります。
お読み頂き、ありがとうございました。
 
FLOWER KNIGHT GIRL オンラインゲーム 
☆注意! リンク先は音が出ます!

『フラワーナイトガール』(C) DMMゲームズ

コメント

  1. シルバー より:

    更新お疲れ様です。
    それから、じゃぶマイお疲れ様でした。
    当日は幾つか買わせていただき、お話も出来て嬉しかったです。
    それにしても、シールコンプリートされた方がいたとは・・・。その熱意に感服致します。懐具合に余裕が出来たらBOOTHで買わせてもらい、いつか自分もコンプリートしたいと思います。

  2. 泉絽 より:

    シルバーさんへ
    こんばんはー。
    いつもコメントありがとうございます!
    改めまして、じゃぶマイお疲れ様でした。
    また、遠くから、あの天候の中足を運んでいただいて、本当にありがとうございました。
    こちらこそ、シルバーさんにお会いできて本当に良かった!
    いらっしゃるとお聞きしたときから、お会いできる日を楽しみにしておりましたが、
    無事、ご挨拶させて頂き、こちらこそ、嬉しかったです。
    改めまして、本当にありがとうございました。
    そうなのですよ、もっと小出しに頒布する事を想定していたのですが、
    思いの外、「全部で」と言われる方が想定以上に多かった印象があります。
    開幕ダッシュでいらしてくれた方もいましたので、それだけでも本当に嬉しかったです。
    BOOTHの方でも、ありがたいことに、そのような傾向が強いそうです。
    待っていただいた方もいらっしゃるようで、本当に嬉しいですね。
    りねさんも頑張って次を進めてくださっています。
    次回のじゃぶマイまでに何とか第二弾を出せれば良いなぁと一同で準備を進めています。
    今後も、続けて弾を重ねていく予定ですので、無理のない範囲でお手にとって頂ければ幸いです。
    気候が安定しない日が続きますが、シルバーさんを始め、花騎士団長の皆様、
    また、花騎士マンに興味を持って下さった皆様、お体にはお気をつけくださいませ。
    ではではー。

タイトルとURLをコピーしました